未経験からプログラミング・ウェブ制作でフリーランスになる手順
今回は、ウェブ制作でフリーランスになるまでに私がした事と、フリーランスのなり方を紹介したいと思います!
プログラミングでフリーランスを目指そうと思っている方は、ぜひ、参考にしてみてください!
目次
文系卒未経験エンジニアからフリーランスになるまでにしたこと
フリーランスのなり方を書く前に、プログラミングスクールに通い始めてからフリーランスになるまでに私がしたことを、時系列でざっくり紹介します!
興味がない人はここは飛ばしてもらえたらと思います。
【初旬】
- 世界一周最後の1ヶ月間、プログラミングスクールについてネットで調べまくる!
【中旬】
- 世界一周から帰国
- 日本に帰国したその次の日にテックエキスパート に申し込む
【初旬】
- テックエキスパート に通い始める
- SNSやブログで、プログラミングを勉強していることや作った物を投稿(初旬のみでなく、継続して)
【下旬】
- コーポレートサイトの模写を5つくらい作成
- オリジナルサイト制作
【初旬】
- SNSを見てくれていた前職で繋がりある方からウェブ制作案件の話をいただく!
- 価格相場を調べる&エンジニアの先輩に手伝ってもらうよう声を掛ける
- 仕事の手順と流れを調べる
- 見積を出し、その後正式受注!
- 制作スタート
【中旬】
- 納品
- ポートフォリオサイト作成
【下旬】
- デザインの勉強・ワードプレスの勉強をする
- 請求書発行
- テックエキスパートを辞める
【初旬】
- ランサーズで2件目となる仕事を受注!
- 開業届を提出し、無事フリーランサーに!
この数ヶ月の1日の稼働時間は、平均で毎日12時間ほど!
毎日休みなく、死に物狂いでとにかく動いてました。
フリーランスになるまでの手順・方法
では、ここからは、フリーランスのなり方について書いていきます!
まず、未経験からウェブ制作でフリーランスになるためにするべきことは、大きく分けて下記4つに分けられます!
- フリーランスを目指すための事前準備
- プログラミング・デザイン技術習得
- 仕事を受注する準備
- 開業の手続き
フリーランスになるためには、プログラミング技術の習得はもちろん大切ですが、それ以外にも身につけるべきことがあります。
それは、案件を受注するための繋がり作りや、コミュニケーション能力です!
会社員と違い、フリーランサーは、制作をする傍ら、次の仕事を取ってくる営業も同時にしないといけません。
制作も営業もブランディングもマーケティングも、今後の方針決定も、、、全て自分で同時に行なっていく必要があります。
いくら技術があっても、仕事の依頼をもらえないことには、働けませんよね。
ですので、技術習得だけでなく、案件を受注するために必要な発信活動・繋がり作りも、同時に行っていきましょう!
フリーランスを目指すための事前準備
では、まずは事前準備としてやるべきことを紹介します!
- 目的・目標を明確にする
- SNSアカウントの作成
- 勉強の方法を決める(スクールか、独学か)
まずは自分の実現したいこと、フリーランスになりたい理由などを明確にしましょう!
プログラミングを必死になって勉強していくうちに、途中でめげそうになったり、最初は手段だったことが目的になってしまったり、目標を見失ってしまうことがあります。
そんな時、フリーランスになりたい理由や目的・その後の目標がしっかりしていると、軌道修正やモチベーション維持に役立ちます。
最初のうちは特に、仕事を取ってくることやプログラミング学習に必死になりやすく、本来の目的を見失いがちです。
私は、プログラミングの勉強を始めた時に目標を書いた記事を、時々読み返して、初心を忘れないようにしています。
ブログやSNS、メモ、どこでも良いですが、後で見返すことのできるところに書くのが良いでしょう。
さて、目標がはっきりしたら、次はSNSのアカウントを作成しましょう!
いくらプログラミングができるようになっても、それを人に知ってもらわないことには、依頼は入りません。
そこでうってつけなのが、SNSです。ブログを開設するのは少しハードルが高いかもしれませんが、SNSならすぐに始められますよね。
TwitterやInstagram、Facebookなど、なんでもオッケーですが、始めるタイミングはプログラミングの勉強を始めた時点が良いです。
というのも、仕事が欲しいと思った時にSNSを初めても、すぐに案件は受注できませんし、せっかくなら、駆け出しエンジニアから変身していく姿を見てもらう方が、他の人のモチベーションにも繋がります。
特にツイッターには、プログラミングを学習を始めたばかり駆け出しエンジニアの人がたくさんいるので、繋がっておくと、勉強の励みやモチベになりますよ!
「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」などで検索すると、駆け出しエンジニアがたくさん見つかるので、最初は、30人くらいフォローしてみるのが良いかと思います。
ちなみにこちら(@bleatand)は私のアカウントです。よければぜひ!
私もよく、「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」のハッシュタグをつけて、投稿していますよ〜!
https://twitter.com/bleatand/status/1215266770300223488
実際私も、SNSから仕事をもらうことがあります。
と言うより、SNSをやっていたからこそ、スクールに通い始めてたった1ヶ月で、卒業前に案件を受注する事ができました。
プログラミングスクール卒業前に
案件受注できたのはブログやSNSで日頃から発信していた事も大きな理由。知って貰わなければ話さえ来ない。
得意や好きな事は臆せず
どんどんアピールしていくのが吉!いつどんなところに
チャンスがあるか分からないから#駆け出しエンジニアと繋がりたい— 内田美穂 🌎✈️ 旅するフリーランスエンジニア (@bleatand) January 6, 2020
毎日、SNSで勉強の様子や、プログラミングの学習成果を発信していたら、それを見てくれていた前職の繋がりの人が、初めての依頼をくれたんです。
それがきっかけで、本格的にフリーランスとして活動していくことに決めました。
プログラミングを勉強する方法は、基本的には、独学かスクールの二択になります。
スクールに通おうと思っている場合は、最低でも2週間以上前に、どのスクールに通うか調べ始めましょう。
申し込んだらすぐに始められるわけではなく、タイミングによっては、1ヶ月程度、受講開始まで時間があったりします。
また、プログラミングスクールは、安い買い物ではありません。
後悔することのないように早めに調べておくのが吉です。
ちなみに私は、独学とスクールの両方をうまく織り交ぜて学んでいました。
具体的には、
- 最初に本3冊で独学→
- テックエキスパートというプログラミングスクールに通う→
- その後progateというオンライン学習サービスで勉強
といった流れです。
色々試してみて思ったのですが、何か1つの方法だけで学ぶと偏りが出るので、色々な方法を織り交ぜながら、学習するのが上達への近道です。
幅広くスキルを身につけることができますし、特にフリーランスを目指す場合は、できることが多い方が、案件の受注の幅も広がります。
(テックエキスパートの詳細はこの記事では割愛するので、気になる方はこちらを参考にしてください)
ちなみに、私が独学で使用した本は、下記3冊です。
まずはこちらの本で、HTMLとCSSによるレスポンシブデザインのウェブサイトを作成する基礎を学び、
こちらの本で、作ったウェブサイトをPHPを用いながらワードプレス化する方法を学びました!
WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書 (Webデザイナー養成講座)
それと同時に、PHPの入門を、こちらの本で学んでいたと言う感じです!
「ワードプレス 仕事の現場でサッと使えるデザイン教科書」では、PHPに関しての説明は特にないので、こちらの本があるとわかりやすいかなと思います。
WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第2版]
私は、高校の時に少しHTMLとCSSをかじっていたので、上記3冊から入りましたが、上記はやや実践的な本です。
「そもそもHTMLってなーに?CSSってなーに?」という方は、こちらの本から始めるのが良いかもしれません。初心者に易しい本として、いろいろなブログで紹介されてますよ。
余談ですが、実はこのブログも、この3冊で独学した段階で作ったものです。
独学だけでもこれだけ作れるようになるので、スクール受講を考えている方も、プログラミングがどう言ったものか掴むためにもHTML/CSSあたりは、まずは試しに自分で学んでみるのがおすすめです。
最後にもう一点ですが、
スクールに通う人、独学で勉強する人にかかわらず、progateはかなりおすすめです!
progateは、インターネット上でプログラミングが学べるオンライン学習サービスなのですが、自分の回答と模範解答をその場で照らし合わせて確認できたりと、初めてプログラミングを学ぶ人にかなり親切なプログラミング学習サービスです。
最近プログラミングを勉強している人で、知らない人は、ほとんどいないのでは?と言うほど、いろいろな人が使用しているのを見かけます。
Twitterなどで駆け出しエンジニアと繋がっていると、頻繁に出てきますね。
私はテックエキスパート に通いつつJavaScriptなどのスクールではあまり学ばなかった言語は、progateで並行して学んでいました。
とはいえ、progateを終わらせただけで仕事を受注できるレベルになるかと言うとそうではありませんので、いろいろな方法を組み合わせ、またこれから紹介する方法を試しながら勉強してみてください!
プログラミングやデザインの勉強方法
ここからは、本腰を入れてプログラミングの勉強を開始してから、1ヶ月でフリーランスになる事ができた私の学習方法をご紹介します!
一刻も早くフリーランスになりたいと言う人には、ぜひ参考にしてみてください。
- サイト模写
- オリジナルサイト制作
- ワードプレス勉強
- デザインの勉強
独学やスクールで、HTMLやCSSをある程度学んだら、次は実際に公開されているコーポレートサイトなどを模写していきましょう!
昨日はこんな感じのサイトを作ってみました!
外資系の教育事業サイトを想定。
最初は模写のつもりだったので、デザインはQuipperのサイトを元にしてます。 pic.twitter.com/ofIBA74IEG
— 内田美穂 🌎✈️ 旅するフリーランスエンジニア (@bleatand) December 19, 2019
HTMLやCSSが完璧でなくてもOKなので、基礎がある程度できたら、どんどん模写にトライするのがおすすめです。
と言うのも、プログラミングで一番学びになるのは、知識を覚えて身に付けるインプットの時ではなく、実際に制作物を作ってアウトプットする時だからです。
知識を学ぶだけでは足りていなかった部分が、実際にサイトを作ることで明確になります。
それに、本当に公開されているサイトを模写すると、実際に使われているデザインなど、めちゃくちゃ勉強になります。
模写するサイトは自分の好きなサイトでオッケーです!
いくつかサイトを模写したら、次はオリジナルサイトを作成してみましょう!
オリジナルサイト制作と言っても、あまり難しく考えなくて大丈夫です。
サイトをいくつか模写した段階で、ある程度ウェブサイトの型(ヘッダー、フッター、メニューバー 、メインコンテンツの位置など)が分かって来ているかと思うので、今まで模写したサイトを参考にしながら作っていきましょう。
ウェブサイトの作り方の手順について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください!
作ったオリジナルサイトは、後ほど開設するポートフォリオサイトに、制作事例として載せていきたいところ。
ですので、自分の強みを盛り込めるようなオリジナルサイトを作って行くと良いです。
また、誰に向けて作るのか(クライアントとなり得る人はどんな人か)などを想像しながら作っていきましょう!
ポートフォリオにここで作ったオリジナルサイトを載せる場合、そのまま実績として見られるので頑張りましょう!
ちなみに私は、オリジナルサイトを作る前に一冊、デザインの本を買って勉強しました。
ウェブ制作を仕事にしようとしている人は、デザインの知識はいずれ必ず必要になるので、基礎は抑えておいた方が良いかと思います!
仕事を受注する準備
ここからは、案件を受注するための準備として行なっていくことを書いていきます!
- SNSで発信
- ポートフォリオ作成
- クラウドソーシングサイトに登録
- 仕事の流れや相場を調べる
SNSで、プログラミングを勉強していることや作った物を2日に1回は投稿しましょう!
こんな風に、実装した画面を、クリックしたり、スライドしたりしながら、画面を撮影した動画を投稿するのが良いと思います。
練習でグループチャットアプリ作ってるんですが、新規登録、ログイン機能作れるようになった!
画像投稿や文字入力もできます。
慣れてないscssやHaml、BEMを使ったので、機能より画面の見た目作りに時間かかっちゃったけど、その分いい勉強に。
土日も含めて毎日10時間勉強するの継続してます😊 pic.twitter.com/JhcCRr2Hrz
— 内田美穂 🌎✈️ 旅するフリーランスエンジニア (@bleatand) November 26, 2019
動画があると、どんな物が作れるのか、フォロワーにとってイメージも湧きやすいですし、目にも止まりやすいし、印象に残りやすいです!
私は、TwitterとInstagramのストーリーを中心に、投稿しています!
実際私も、インスタグラムを見てくれた人やツイッターのフォロワーから、依頼をもらうことがあります。
ここまで来れたら、ポートフォリオサイトを作成しましょう!
案件を受注するためには、自分がどんなことができるのかを、クライアントに伝える必要があります。
それを伝えるための場所として、ポートフォリオサイトを作っておくと良いでしょう。
ポートフォリオに載せる情報は、
- 自己紹介
- 実績(ない場合は、自分で作ったオリジナルサイトなど)
- 連絡先
で、ひとまずは大丈夫です。
案件が受注できるようになったら実績などを随時追加していきましょう。
とはいえ、ポートフォリオサイト自体が、自分の技術や得意なことをそのまま表すことになるので、自分のアピールできることはを何かをよく考えながら作りましょう。
私の場合は、世界一周してきた行動力や、ブログのSEO実績などをアピールしています。
また、ポートフォリオからブログのプロフィールリンクを貼る事で、人柄などを見てもらえるようにもしてます。
実際、プロフィールのギター1本で旅費を稼ぎながら世界一周したことをみて仕事を依頼してくれる人もいます。
実績がまだない人こそ、自分に仕事を依頼してもらうべき理由(強み)が相手に伝わるようにすると良いです。
また、アピールするべきポイントは、技術だけではありません。実際私も、技術で言えばまだまだです。
駆け出しが、ベテランフリーランスの中で渡り歩くには、技術以外の何かが必要だと思います。
自分のこれまでを振り返り、アピールポイントを洗い出してみましょう。
仕事を受注する前に、仕事の流れや価格相場を調べておくことはとても大切です。
仕事の流れを知っておかないと、実際クライアントから依頼を受けて、いざ制作をスタートした時、あたふたしてしまいます。
また、価格相場を知らないと、作業量に見合わない値段で仕事を請け負ってしまうこともあり、後で自分が苦労する羽目になります。
そうならないためにも、最低限、仕事の流れと価格相場については、案件を受注する前に調べておきましょう!
ウェブ制作の仕事の流れについて詳しく書いた記事があるので、気になる人はこちらを参考にしてみてください。
さて、ここまでくれば、ウェブ制作のお仕事を受注できる準備が一通り揃っているのではないかと思います!
案件が受注できるぞ!という段階になったら、クラウドソーシングサイトに登録して、仕事を探してみましょう!
クラウドソーシングサイトで有名なところだと、ランサーズやココナラなどがあります。
ランサーズは、ウェブサイト制作案件が充実していて、実際私も、ランサーズ経由で仕事の依頼が入る事が一番多いです。
サイトに登録したら、プロフィールやスキル・プロフ写真などを充実させて置きましょう!
仕事を依頼する側も、プロフィールがスカスカで実態がよくわからない人に頼むより、どんな人か想像つく人に頼む方が、安心なはずです。
フリーランスとして働くための開業の手続き
長くなってきたので、フリーランスとして働くために必要な開業の手続きについてはまた別の記事にまとめたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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