エベレスト登山
エベレスト5日目 ディンボチェの村へ
小さな村の青空レストランで、
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小さな村の青空レストランで、
ロッジの扉を開け、外に出ると、鋭く硬い、直線的な白い日差しが、容赦なく目に刺さった。
午前7時35分。
「明日になれば、きっと使える!」
あたしのヒマラヤの朝は、ジンジャーハニーレモンで始まることが多い。
「Mihooo!いつまで寝てるの、、、!」 っと起こしにくるサンディップの声も、この日は聞こえない。
コンコンッ。 ロッジの部屋の、薄い木の板でできた扉をノックする音がし、
世界一危険な空港、ルクラへ、最高の青空の中、降り立ったあたしたち。
特技:寝坊 のあたしが、めずらしく、余裕な顔をして空港にいた。
ネパールらしい、赤レンガ作りの素朴な空港へと降り立ったあたし。 受け取る荷物のないピックアップを素通りし、空港の外へと向かう。