帰ってきたバンコク!日本のイメージって?
「朝食は、たしか10時まで、、、」
9時にセットした目覚ましで一度は起きたものの二度寝の夢の中にいた私。
寝ぼけた頭で朝食のことを考えると、目覚ましでは起きれない私も起きられる。
「今起きないと、朝食食べれなくなるぞ!」
「眠い眠い、まだ寝たい」と思っている私に、もう一人の自分が囁いた。
超絶お金のない私にとって、無料で食べれる朝食を逃すことは、命取りになるのだ。
ホステルの無料の朝食をたらふく食べ、お昼はスキップし、夕食は超絶安いパッタイで済ます、というのが私のバンコクでの策なのである。
ようやく眠い目をこすり、下のロビーへ階段を降りていくと、一人の男性がテーブルについていた。
目があったので、とりあえず「グッモーニン!」と挨拶。
そこから会話が始まる。
彼は、ドイツ出身、ケニア人とドイツ人のハーフ、名前をキベと言うらしい。
キベはケニアでよくある名前なのだと。
そこに、ルーカスと言う、チェコ出身の男性がやってきた。
私たちは、3人でしばらくおしゃべりをした。
彼らが、
「日本て、規則がやばいんでしょ?あとホンネとタテマエとかさ。日本で育ってないと、大人になってから移住するのは絶対無理だよね」
「そうそう、それめっちゃよく聞く話!有名な話だ」
と言っていたので、
「そうだね。私が会社で働いてた時は、エレベーターのボタンは、新人が押すって言うルール(ルールじゃないけど教えと言うか慣習)があった。お酒も、先輩のコップが空になる前に注いだり、次に何が飲みたいか聞いたりしなきゃいけない。」
と言うと、
「えー。。」
と心底驚いていた。
理解ができないらしく、
「なんでなの?なんの意味があるの?」
と純粋な顔で質問してくる彼ら。
私はそれに対してうまく答えられず、「上の人を敬う文化だから、、、なのかなあ、」と言っておいた。
私、マレーシアで、何度か企業にお邪魔して、彼らが働いているところを見たことがあるけれど、みんな上司だからと言って、変に気を使うと言うことはあんまりなかったように思う。
海外で働く人たちに聞いてみてもそうだ。
もちろん、上司を尊敬していないわけではないけれど、エレベーターのボタンを新人が押さなくてはいけないとか、そんなのはないらしい。
パーティでもなんでも、お酒は飲みたい人が好きなように飲むもの。
コップが空いたらもっと飲む?
と聞くのは人として普通の気遣いかもだけど、それができないからと言ってどうにかなるとか怒られるとか、そう言うことは全くないらしい。
上司にあっても、「Hello how are you?」と言いながら軽くハグをしたり握手をしたりしている。
超フランクだ。
そう言う話をして、日本のカルチャーにだいぶ驚かれた後、私たちは後で一緒に出かける約束をした。
少し休んで、二人と一緒に出かけようとすると、ブラジル出身のセルソーと言う男性が、
「どこ行くんだ!俺も混ぜてくれよ!」
と話しかけてきた笑
陽気で、胸に「さようなら。f**k off」と書かれたTシャツを来ているw
口癖はもちろんf*ck!
事あるごとにFワードを連発している。
彼女は7人くらいいるらしい。
その中でも順位があって一番の彼女と、来週からラオスに行くんだとw
そんな彼に、私とキベとルーカスは、ちょっとだけ引き気味笑
でも、話してみるとめっちゃ面白いの。
話がうまくてお調子者。
おまけに、タバコも、自分では買わないけれど、いつも誰かに「一本ちょうだい」とせびっていた。
でもなんだか憎めない笑
まず私たちは、カオサン周辺を歩き回った。
東南アジアのこのめっちゃ暑い気温の中、道端で普通にお寿司を売っている。
絶対お腹壊すやん。
またしばらく歩くと、大きな芋虫の煮付けを発見!
見て!この巨大なプリプリの芋虫たち。
私も試しに購入!
そして思い切って食べてみた。
味は、、、
ただのめっちゃ甘いバナナ!!
すみません。
芋虫は嘘です。
バナナを甘く煮たものです!
コンデンスミルクをかけて食べたんだけど、ひたすら甘かった。
次に買ってみたのは、このおやき!
中にほうれん草が詰まってて、醤油をかけて食べるのが美味しかったぜ。
セルソーは、ここでも自分は買わずに、人の買ったものをひたすらつまみ食いさせてもらっていたww
しばらく散策すると、暑い中あまり歩きたくないルーカス、キベ、私は、ホステルに戻るため、足早に帰り道を行く。
そんな中セルソーが
「もっとバンコクの中心地に行こうぜ!ボートに乗ってさ!超安いよ!」
と提案する。
私たちは、頑なに、今は昼過ぎの一番暑い時だよ!
夕方涼しくなってからね!
と断る。
それでも、
「おいおい、カモン!暑いなんて言ってんなよ!30分休んでいいからさ、ほら、行くぞ!」
と言うセルソー。
私たちは、とりあえず30分休み、半ば無理やりセルソーに、この刺すような日差しの中、外に連れ出された。
ここからは、イギリス人のベンも合流だ。
まーじで東南アジアの日差しは暑い。
暑いじゃなくてもはや痛い。
そんな中、歩くのは賢明な策とは言えない。
そういや、ブラジル人のセルソーは、私たちの中で、英語がズバ抜けてペラペラ。
ネイティブアメリカンと同じように英語を話す。
日本人の私と、ドイツ人のキベと、チェコ人のルーカスは、だいたい同じくらい。
ベンはイギリス人なので、言うまでもなくイギリス英語を話す。
実はセルソー、英語だけでなく、母国語のポルトガル語も、第3言語のスペイン語もペラッペラに話す。
後もう1言語話せるらしかったけど、なんだったか忘れちゃった。
アメリカ軍で、結構偉いポジションらしく、一昔前は、ポルトガル語と英語、スペイン語、もう1言語を使い、大使館で翻訳の仕事をしていたらしい。
いわゆるデキる男らしかった笑。
それはさておき、
私とキベとルーカスは、同じくらい英語が喋れるのだけれど、皆私にだけ
「ミホは英語が喋れてすごいね。日本人なのに。」
と言うのだ。
誰も、ルーカスとキベのことは褒めない。
私のことだけそう言うのだ。
それは、日本人が英語が話せないことが有名だからである。
「日本人って英語喋れないのに、君はどこで勉強したの?」
と聞かれた。
私は、
「英語の勉強が中学まで得意だったのと、旅が好きなのと、留学したことがあるから」
と答えておいた。
ヨーロッパ人は、英語が話せて当たり前だ。
ルーカスもキベも、なんの不自由なく、込み入った話をペラペラ話すことができる。
もちろん、訛りや、文法がおかしなことも時どーきはあるが、多分日本人で、英語が話せない人が聞いたら、それに気がつかない程度だろう。
ネイティブと同じようにペラペラだと思うのだろうと思う。
普通にペラペラ喋っていたら、イギリス英語なのかアメリカ英語なのか、ヨーロッパの言語の訛りが少しあるのかなんて、きっと普通の日本人には気づかない程度。
脱線したけれど、日本人が英語が話せないって言うことは、こんなにも有名なのだ。
前にもカンボジア人にそれを言われたことがある。
この記事で書いたけど。
ボートに乗ると、涼しい風が吹き、心地よかった。
セルソーは、
「な、言ったろ?ボート、乗ってよかったろ?」
と自慢げだった。
ボートに乗っていると、ひらひらと、どこからか花が落ちてきた。
セルソーはそれを拾い、私に
「これは君のプレゼントさ」
と、冗談で言った。
仮に冗談でも、いや、冗談だからこそかもしれないが、こう言うことをサラッと言うのが、プレイボーイなのだな。
と心の中で思った。
写真を撮っていた、綺麗なお姉さんたちに、ちゃっかり混ざってしまうセルソー。
どう?
なんか憎めないでしょ。
おっぱいを出した女の人の像を前に、この顔、、、ww
やっぱ憎めない。
つまみ食いばっかして、口が悪く、タバコをせびってばかりでも、なんか憎めない良さがある。
バンコク市内中心にある、大きなデパートに入ると、なんと東急が入っていた。
日本の企業ってすごい。
タイだけじゃなく、マレーシアでも、毎日あちこちで日本企業を見かけた。
それに、”日本の”と言うだけで、現地では、「あの日本のものなのだから良いものに違いない」と言うブランドがつくのだから、誇らしい。
ここで突然、タイにあるスネークファームと言う病院で、予防接種をしなくてはいけないことを思い出した私。
一足先に皆にお別れした。
2019/4/7
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