持ち金を全て失って、たくさんの人が助けてくれたこと
さて、5,6万なくし、完全無一文になってから、2週間経ちました!
あれからバスキングで約2万4000円を貯金することができました!
なので、週明けに、バスでブルガリアに移動したいと思います!
実はですね、これだけ早く、少しばかりながらも最低限の貯金をすることができたのには、わけがあります。
それは、私の周りの人たちが、たくさんたくさん助けてくれたからです。
先日こちらの記事でも書いたような、メンタル的なヘルプはもちろんですが、金銭的なヘルプも、たくさんの人たちがしてくれました。
***
私がお金をなくしたその日の夜のこと。
キッチンで泣いていたら、ここに長く滞在している友達が
「ミホ、2日分、君のためにホステルもう、予約したよ。明日チェックアウトしなくて済むよ。嘘だと思うなら受付に確認してごらん。」
と言って、何も言わずにホステルを予約してくれてたんです。
私本当に全てのお金を失ってしまったので、ホステル代さえも払えず、お金をなくした次の日に、ホステルをチェックアウトしなくてはいけなくなってしまったのです。
なので、荷物をまとめて次の日チェックアウトする準備までしていたんですね。
そして、しばらくは公園で寝ようと考えていました。
その友達は
「2日のうちに、どうするか考えな。間違っても、公園で寝たりなんてしちゃダメ路上でお金が稼げなければ、また延長してあげるから。」
そう言ってくれました。
そして2日間バスキングを頑張り、ホステル代を払えるようになったので、その2日後、受付に行き
「しばらくはここにいれそう。だから明日の予約もお願い」
と言うと、
「ミホ、今日から3日分は、私からのプレゼントよ。お金入らないわ」
と、オーナーのお姉さんが言ってくれたんです。
実はここのオーナーさんには、
「ミホは見ているだけで幸せな気持ちになれる。個人的にとってもミホのことが好きなの」
と、以前から何かと事あるごとに親切にしてもらっていました。
困ってる時にそうやって助けてくれる人たちが周りにいることを最近とても感じてとても嬉しくなりました。
そして、その3日後、また受付で、ホステルの滞在を延長しようとお金を払おうとしていたら、同じホステルで仲良くなった、ラファとアハメドがやってきて、
「何してるんだ?」
と聞いてきたんです。
「もしかして、この子、ホステル代払おうとしてたの?」と受付のスタッフに聞く彼ら。
私が
「そう。ホステルを延長しようとしてるところ」
と答えると
「ダメだダメだ。そのことについては後で考えよう。」
と言って、私をその場から退けてしまいました。
そして私が数分後その場に帰ってくると、受付のお姉さんがこう言ったのです。
「彼らね、あなたのために、1週間分、ホステルを今、予約してくれたところなのよ」
私はそれを聞いた途端、思わずその場で泣いてしまいました。
すると彼女は、
「泣かないで。私、しばらくここで働いているけど、あなたのように人から親切にされている人を見たことがないわ。なぜあなたがこんなに人に親切にされるかわかる?それはあなたがとってもエネルギーに溢れていて、素直で、みんなにとってあなたがとても大切な存在だからよ。」
そう言ってくれたんです。
私、本当に嬉しくて嬉しくて。
涙が止まりませんでした。
ハプニングや辛いこと、人の嫌がることをする人と出会うことも沢山あります。良いことばかりではないけど、良いことに目を向ければ、たくさん良いことを見つけることができます。
ひどいことをする人もたくさんいるけど、優しい人たちに出会えることも沢山あります。
自分がステキなことに目を向けているからこそ、ステキな人との出会いを生みやすくなるし、そんな出会いに気付きやすくなるのだと思います。
本当はステキな人に出会っていたとしても、自分が目を閉じていたら、それに気づくことさえできません。
旅に出て学んだことの1つに、
世の中は自分の思っていたより綺麗な場所ではない
ということがあります。
そしてもうひとつに、
だけど、良いことも悪いこともしっかり受け止めた上で、笑って生きていくことを選びたい
ということがあります。
良いことも、悪いこともしっかり受け止めた上で、その上で、楽しく笑って幸せに過ごしていきたいです。
あとは、素直でいることの大切さ、打算的にならないこと、感謝の気持ちを持つことの大切さなども学んでるかな!
そして、マレーシアにいる時から、非常にいろんな人から助けてもらう機会が多く、その時から思っていたのですが、
いつか、助けてくれた人たちへ恩返しがしたいです!
そして、私の下の世代の人たちに、私が上の世代から優しくされた分、恩送りをしたいです。
読んでくれてありがとうございます!
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