灼熱のインド
エアコンって何だっけ?
と思うほど、インドの灼熱は、驚異的だ。
ホステルの部屋には、エアコンが付いているのだけれど、
エアコンの冷気など、気温41度には全く歯が立たっていなかった。
あまりの暑さに、
何度もエアコンまで近づいて行き、電源が入っているか、
ちゃんと冷気が出ているのか確かめるのだが、
あの白い箱型の機械は、全く意味を成していないかのように思える。
いや、正確には、エアコンは効いていたのかもしれない。
その証拠に、外から部屋に帰ってくると、
一瞬涼しさを感じるのだった。
だが、それを感じるのは最初の1分だけだ。
例えば、気温41度から、35度程度まで冷えた部屋に入ったら、もちろん一瞬は涼しく感じるのだ。
けれどここで想像してみてほしい。
35度の部屋に入って、1分経ったら、どうなるか。
汗だくになっているだろう。
ていうか、日本の夏なら、30度を超えたらニュースになる。
明日は猛暑日だから、注意してくれ、と。
そう言うことだ。
例えクーラーの効いた部屋の中にいても、30度を余裕で超えているのだ。
私は、インドに来て、初日で悟った。
このインドと言う灼熱のサウナの国に、
暑さから逃れることのできる場所など、どこにもないのだと。
さて、さっき飛行機で到着し、
実は昨日の夕食から何も食べていない私。
お腹がペコペコだった。
とりあえず、外に出て、
食堂っぽい場所に向かう。
中は観光客の姿はなく、地元のお客さん達で賑わっていた。
まず思ったことは、
「私はここで、お腹を壊すのだろうかどうだろうか。」
と言うこと。
まるでロシアンルーレットだ。
だって、食べてみるまで、このレストランは食あたりするかしないかなんて、わからない。
食べてみて、食あたりした時には、もう遅いのだ。
でも、食べてみなければ、わからないのである。
撃ってみなければ、弾が出るかどうかわからない。
運が悪かったその時には、もうすでに死んでいると言うその状況、、、、
席に着くと、私は、メニューの中から、ドーサを注文した。
ドーサは、マレーシアのインド料理屋で見慣れていたこともあり、
どんな料理か知っていたから。
他の料理は、名前からは見当もつかない。
初日のご飯と言うこともあって、得体の知れているドーサを選んだのだった。
インドのドーサは、私がマレーシアでよく食べていたドーサとはちょっと違っていた。
こっちのドーサは、もう少し、油っぽっくて、カリカリしている。
中に入っているポテトサラダのようなものの味も、何と言ったらいいかわからないけれど、
違っていた。
スパイスの種類が違うのかも。
今日は、昨日とはちょっと違ったドーサを注文してみる。
付いてくる、スープ状のソースも全く違う味がした。
私は、マレーシアのインド料理も、インドのインド料理も両方好き。
食後には、フェンネルシードを砂糖でコーティングしたものが出てきた!
これは、お口直し!
ネパールにいた時も、食後には必ず付いてきた。
と言うより、レジのところに、フェンネルシードと砂糖を混ぜたものが置いてあって、
会計時にちょこっとつまんで食べてから、外に出るといった感じ。
マレーシアのインド料理店でもそうだった。
フェンネルシードが砂糖でコーティングされているタイプは初めて。
ちなむとこれ結構美味しくてくせになる味。
本当はばくばく食べるものじゃないのだろう。
ひとつまみ口に入れる程度がちょうどいいのだろうが、
私は、出されたら、毎回食べ尽くしていたw
だって、結構美味しいんだもん。
多分、チョコミントアイスが好きな人は、絶対好きな味。
フェンネルシードのスースーするのと、砂糖の甘さが混ざった感じだ。
出された水も、普通に飲み干しちゃったんだけど、
お腹壊すかどうかは、あとは天に任せるしかない。
6/27
次の記事:ガンジス川のほとりで。
前の記事:インドはアジアのラスボスじゃ。
読んでくれてありがとうございます!
ランキングに参加しています。よかったら
ポチッと↓ヽ(*^ω^*)ノ
よければSNSシェアもお願いします!
👇👇👇👇