高校の同級生にマレーシアで路上ライブ中に遭遇するミラクル発生!!
バナナロティは、
私がマレーシアで食べる料理の中でも、最も好きな料理の1つ。
バターと砂糖が塗った薄いクレープ生地のような生地に、バナナをた〜っぷり入れて焼いたものだ。
ちなみに写真に写ってる、お付きのカレーは、無料のカレーを勝手に取ってよそったもの。
今日はちょっと贅沢に、
テ・アイス(ミルクティ)
というコンデンスミルクがたっぷり入った超絶甘い、マレーシア特有のアイスティも注文して。
ちなみにテ・アイスは直訳でアイスティの意味なのだが、マレーシアでは「アイスティ」とノーマルにいうと、ミルクティが出てくる。
もし、ミルク抜きにしたいときは、テ・オ・アイスと言わなければいけないので、慣れるまで少しややこしい。
話は変わるけど、そういえば今朝、ベルギー人の彼女がこんなことを言っていた。
「ブログって日本語で書いてるの?」
「そうだよ」
「もしあなたが英語でブログを書くようになったら、私にリンクを送って。
英語でも書くべきだわ。だってたくさんの人たちが、日本の文化について知りたがってるから。
日本はとっても人気な国だからね!」
「わかったよ。I will do it!」
「will do なんて言っちゃダメよ!I am doing! って言うべきだわ。いつかやるなんて言っていたら、いつになってもやらない。やるなら今やる。今やっているよ!っていう気持ちでなきゃダメ。」
私はなるほど。
と思った。
彼女は時々、名言を吐くことがある。
ついこの間言っていたのは、
「1つのドアがしまったら、それは新しいドアが開くとき。
閉じだドアのことを考えても仕方ないわ。
新しい扉を開けることを考えるのよ。ポジティブにね!」
ということだ。
私はそんな彼女の笑顔、立ち居振る舞いがとっても好きだった。
昼間から酔っ払って、なんでもないようなことで、ゲラゲラ笑っているのだけどね笑
そんなとこも、なんだか可愛い笑
めちゃちゃにお茶目で、天真爛漫で、何より超幸せそうなところが、一緒にいるだけで、いや、見てるだけでもはや幸せになれる。
私はこの日、ブログに集中し、一日中パソコンをいじっていた。
もしかしたら、このブログを読んでくれいる人の中には、「旅をしているからには、毎日観光しているんだろうな」
と思う人もいるかもしれないが、旅とその他諸々の両立は意外と難しかったりもする。
私はもちろん、路上ライブも、観光も、ブログも、人との出会いも、その全部を楽しんでいるのだけどね!
だから何をしていても楽しいし、充実している。
だけど、バランスを取るのは意外と難しいのだ。
現実は、観光ばかりしてもいられない。
むしろ、観光をする日は、ブログや路上ライブの日に比べたら圧倒的に少ない。
観光ばかりしていると、他のことをできなくなる。お金も消費する。
かと言ってブログばかりしていると、見たいものを見られなくなるし、経験できることも、出会いも減る。
私は最近、どこにも行かず、一日中ソファに座ってブログばかり書いているので、そんな様子を見て、友達が
「せっかく旅しているのに、それじゃ時間が勿体無い」
と言ってきたりもするのだけど笑
でも、私は私で、両方やりたいからオッケーなのだ。
私はブログに集中する期間も、観光や人との交流に集中する期間も、両方大事にしたい。
夕方になると、私は、また、アロー通りへと向かった。
アロー通りに辿り着き、人ごみの中を歩いていると、誰かがトントンと私の肩を叩いた。
振り返ると、昨日、歌っているときに、ずっと歌を聞いてくれていた呼び込みのお兄さんだった。
私は一瞬、
「うちのお店でご飯食べてきなよ、ヤスイヨ、オイシイヨ」
と、また勧誘されるのかと思った。
が、そうではなかった。
「今日もここでやりなよ」
と声をかけてくれたのだ。
私はお言葉に甘えて、そこでギターケースを自分の前に広げ、ギターと共に歌い出した。
しばらくして、私は、呼び込みのお兄さんたちが、数人集まり、空を指差して何やらざわざわしていることに気がついた。
見上げると、赤とオレンジの星のような光が3つ。
どうやらこれのことを言っているらしかった。
何かの珍しい星なのかな。
わかる人いたら教えて!!
そうして、私が上を見上げていると、
「Excuse me」
と誰かが私を読んだ。
ハッとして前を向くと、そこには小学生くらいの女の子が立っていた。
そして彼女は、
「ねえ、私たちと一緒に夕食食べない?ママがご馳走するって言ってる!」
と言うのだ。
私は、
「え、いいの?ありがとう。
でも。。。もう少し歌ったらお邪魔するね!」
と言った。
歌い始めたばかりだし、なんだか少し申し訳なく思ったから。
でも、それから5分ほどすると、
彼女のお母さんらしい人が私の元へやってきて、
「もう、いいから来なさいって!!
ほら、ご馳走するから!みんなで食べるわよ!!」
と、私を半ば強引に、彼女らの卓へ連れて行ってくれた。
私はこうでもされなかったら、きっとお邪魔していなかっただろう。
そのちょっと強引に誘ってくれた優しさをありがたく思った。
彼女らは、私に、ココナッツジュースや、海老の炒め物、サラダ、チャーハン、肉料理など、色々なものを食べさせてくれた。
「あんた、ギターだけでどうやって稼いで生きてるっていうの。
こんなやせ細って、、」
と、彼女らは心底心配してくれた。
まあ、私、この時すっごいガリガリだったのは認めるけど、でも元々が痩せ型なんだよね。
だからそんなに心配しなくても平気だよ笑
まあでも、実際、ここ数ヶ月、食事は節約のために一日2回にしていたし、そしてこの1ヶ月は、毎日同じメニューのヒンドゥー教のお寺でもらえる無料のご飯と、あのメニューのないレストランの料理ばかり食べていたので、この日のご飯はとんでもないご馳走に思えた。
今日は、いつもと違ったご飯が食べられることだけでも、もう幸せすぎたし、何より中華料理だったので、日本人の私の口に合って、幸せだった。
あのメニューのないレストランのご飯は心底好きなのだけど、インドのお寺の無料ご飯は、内心無理して食べていたから笑
ホステルの仲間も、たまにお寺の料理をもらいに行くのだけど、インド系の人たち以外、特別な理由がなければ2度ともらいに行かないほどだった笑。
まずいわけじゃないんだけど、きっと、インド人以外には、慣れていない味だから口に合わないのだと思う。
最近私も、ようやくあの味に、少し慣れてきたところで、前ほど味を我慢せずとも食べれるようになってきたところだった。
彼女らは、フィリピン人のご一行。
この写真で左の女性だけが、マレーシア在住の現役パイロットのタイ人。
古くからの友人らしく、マレーシアで再会していたところなのだと。
みんな、超絶冗談が好きで、明るく、時々シモネタも言いながら、わいわい楽しくおしゃべりした。
私、フィリピンに3週間だけ留学していたことがあるのだけど、フィリピン人って明るくて、冗談が好きな人たちが多いんだよね。
いっつも友達とワイワイしていて。
その国民性が私は大好きだ。
さて、ご飯をご馳走になった後は、少し場所を変えて路上ライブを再開!
今日も、年齢、国籍、性別に関係なく、本当にいろんな人たちが、足を止めてくれた。
お店の呼び込みのマレーシア人のお兄さんまで、
頑張って!明日もここで歌って!
日本が大好きなんだ!
と言ってチップを入れてくれたりした。
日本よりよほど貧しい国であるのに。
そう思うと、胸が熱くなった。
その場でしばらく歌い続けていると、
私は、向こうから、日本人女性らしい女の子が歩いてくることに気がついた。
そして彼女と私は目が合う。
が、彼女も私も、この時点では、特になんとも思っていない。
彼女は目が合ったまま、こちらに向かって進んでくる。
彼女と目があってから、その後2秒の思考回路で、
「あー、きっとこの子は日本人だな。服装や髪型、雰囲気、化粧の仕方が完全に日本人だもん笑!」
と思ったのだった。
中国と韓国と日本の違いって、ヨーロッパとか、東南アジアとか、アラブ系の人から、したらあまりわからないらしい。
だから、
「僕らには、違いが僕らにはわからないけど君らにはわかるの?」
という質問を本当に頻繁に受ける。
これは旅をしていて、聞かれる質問トップ5に入るかもしれない。
そんなことを、2秒間という一瞬のうちに思っていると、3秒目で私は、衝撃的なことに気がついた。
「え。。。。。
きょんちゃん。。。!!!!」
そう、彼女は、私の高校の同級生だったのだ。
私が彼女に気がつくのと同時に、彼女も私の方に気がついた様子。
私はギターを弾く手を一瞬で止め、
「きょんちゃん!!!!
ええええええ!!!!」
と奇声に近い声を上げながら彼女に近寄った。
もう本当にミラクルだ。
高校の同級生に、クアラルンプールで歌ってるところにばったり会うなんて。
ほぼ奇跡笑笑
本当びっくり!
彼女は、現在、立派な社会人としてお勤めしているらしく、お休みをとってマレーシアをご旅行中なのだそう。
私の旅の様子も、SNSで見てくれてるらしい。
いやあ、嬉しい。嬉しいけど、びっくり+興奮で、しばらくあたふたしてしまった。
しばらく話した後、二人は、マレーシアで一番賑やかなフードストリート、ここアロー通りの人混みの中に消えていった。
観光楽しんでね!
その後も、中国人のご家族に、
「日本人?一人?すごいね!頑張ってね」
と話しかけられたり、
なんと、日本から来られた男性ご一行に、
ばらの花でプロポーズをされたり(冗談でね!笑)
いろんなことがありました。
いやああほんと!!
路上で歌ってるとさ、歌うことだけじゃなくて、こういう出会いとかさ、いろんなハプニングとかさ、感動することだったり、優しさを感じることだったり、世の中の汚い部分を見てしまったり、全部が全部、そして毎日が毎日、ぎゅっと濃く詰まった違った経験で、ほんと楽しい!!!
プラスもマイナスも最終的には楽しいと思えるくらい、濃い経験なのさ!
たとえ同じ場所で毎日歌っていたとしても、決して同じ日はない。
決して同じ出会い、同じ経験はない。
同じことをしていても、毎日違ったことを学べるし、違ったことを感じるの。
毎日最高だ。。!
ちなみにこの日は4時間半くらい歌って、194.65RM、日本円で約5065円いただいた。
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