シンガポール2日目、ナイトサファリへ!
震える寒さで目が覚めると、誰もいなかった。
冷たいクーラーの強風が、
9人部屋の
二段ベッドの上段で寝ているあたしに直撃していた。
東南アジアのクーラーってどこの国でも強い。
起き上がって着替えと歯磨きを済ませると、
カメラとリュックを持ってホテルの扉を開ける。
うーん、日差しがやばいーー。
薄暗いホテルから出ると、
まぶしさで一瞬目がくらむ。
湿気もやばいー。
立ってるだけで汗が噴き出してくる。
部屋の中と外の寒暖差がものすごい。
扉を出て、振り返れば、
昨日は夜の暗さで気づかなかったけど、
シンガーポールでの旅の拠点は、
1泊千円くらいなのに、結構きれい。
とりあえず、朝ごはん食べに出かけるぞ!!
噂に聞いたところだと、
カヤトーストっていうトーストが、
シンガポールでは朝食に人気らしいのでいってみることに!
ホテルを出て、少し歩くと、
ヒジャブを被って歩く女性をたくさん見かけた。
ここはアラブストリート。
シンガポールの中でも、
ムスリムの匂いが濃い地域。
街全体がきちんと整備されていて、きれいなシンガポール。
なんとなく日本に近い雰囲気がするけど、
外国に来たんだーってやっと実感する。
15分ほど歩くと、カヤトーストのお店発見!
卵と、ココナッツミルク、砂糖、
パンダンリーフを混ぜて作った
カヤジャムをたっぷり挟んだカヤトースト!
一口食べたらめーっちゃ甘い。
ココナッツ風味のコンデンスミルクみたいな感じ!
テーブルには醤油も置いてあって、
向こうのテーブルのシンガポール人らしい人が、
温泉卵に醤油を垂らして、
それにトーストをつけて食べてたから真似してみた。
めっちゃ甘いジャムと、醤油のしょっぱさと、
卵のまろやかさが混ざって、
変な感じ!!!(笑)
でも結構合う!
って一人で朝食を食べてると、
入口を入ってきたおじさんとおばさんが
席が空いてなくて困ってる様子。
「You can have seats here! (お隣どうぞ!)」
って声をかけたら、一緒に相席することに。
このお二人、香港人の、チンご夫妻。
定年後の世界一周を豪華客船でしてる最中なんだって!
いいなー、めっちゃお金持ちなんだろうなあ(笑)
日本にも何度も来たことがあるらしく、
あたしも香港に行ったことがあるから、
お互いの国の話で盛り上がって、
なんと2時間も居座っちゃった。
昔、おじさんは新聞記者、
おばさんはテレビリポーターをしてたんだって。
すごいなあ。
おばさん、香港では半有名人らしいよ!
二人と連絡先を交換して、
再び外に出ると、
やっぱり寒暖差で体が壊れそう。
さーてどこに行こう。
シンガポールに来たからには、
まずマーライオン見ておかなくっちゃ!
ってことで、
ここから歩いて30分ほどのとこにある、
マーライオン公園へ向かうことに!
にしても熱い~!
夏好きには最高の暑さだーーー!
日本の日差しの何倍も、
ジリジリ肌に刺さる感じがすごい。
キンキンの日差しのせいで、
白いアスファルトも、
建物も街路樹も、
すべてがまぶしくて目が痛い。
持ってきたサングラス、部屋に忘れてきちゃったから
薄目を開けて歩いていく。
まぶしい日差しの中を歩いていくと、
シンガポールっぽいスタイリッシュなビル群が見えてきた!
東京のビル群より、
画になる!かっこいいなああ。
ってわくわくしながら更に行くと、
これよこれこれ!
シンガポールとのイメージ言えば!
橋の上からマリーナ・ベイサンズが見えた!
1泊ウン万円もするんだろうなああ。
マリーナベイサンズを横目に橋を渡りきると、
ついにマーライオンにたどり着いた!
世界3大がっかりスポットマーライオン!
ちいさーい(笑)
しかも工事中やーーーーん!!!!
口から水出してないし!!!!
期待を裏切らない、、、、いや
期待以上のがっかりぶり。
世界三大ってどんだけがっかりスポットなんだろう
っていう期待には、
ちゃんと答えてくれたけども!
工事中で水が出てないマーライオンに
がっかりしながら、カメラで自撮りしてると、
その様子を見てたインド人男性が
なーんにも言わずに勝手に
スッとインカメの画面の中に入ってきた(笑)
もちろん、俺も一緒に写せって感じでね。
おうおうおう、
いきなりびっくりだよ!
って思ってると、その男性が、
何やら手招きする。
すると、高校生くらいの女の子と、
奥さんらしき女性もあたしのインカメの
画面の中に入ってくる。
日本だったらありえない状況に、
めっちゃびっくりしながらも、
イエーイ!ってはしゃいでみる(笑)
したら男性が、
「Funny face! Funny Face!(変顔!変顔!)」
って言いだすから、
思いっきり変顔してシャッターを切った。
よくわかんないけど、
マーライオンの前で
インド人三人と一緒にはしゃぐあたし(笑)
んで、カメラチェックしたらこれよ?
誰も変顔してないじゃん!!!!!
どーゆこと!!!!!
わけがわかんなすぎるもう!!(笑)
そんなこんなで、ひと騒ぎし、
インド人ファミリーともバイバイして、
マーライオンを後に した。
そして次に向かったのは、
ガーデンズバイ・ザ・ベイ!
うひょー!!
なにこれ、でかすぎ!
アバターやん!
ちっこい昆虫になった気分。
遠くから離れてみると、
そのでかさがよくわかる。
さて、そろそろ歩き疲れてお腹もすいた頃、
ラクサというシンガポールの代表料理を求めて、
カトンエリアにバスで移動。
じゃん!
バスを降りると、
カラフルな街並みが広がっていた。
ここは、中国とマレーとヨーロッパの融合した、
プラナカン文化のエリア。
多文化国家のシンガポール、
プラナカンエリアにアラブエリア、
中華街にインドエリアと、
小さな国土の中に、
またいくつもの小さな国が存在しているようで、
国全体がなんとなくテーマパークみたい。
一つの国で、
いろんな文化を見れるのは面白い。
さて、ここカトンエリアに来たのは、
他でもない、ラクサを食べるため!!
シンガポールの代表的料理のひとつであるラクサ。
そのラクサの本家がここにはあるらしい。
その歴史、何と50年以上。
ってことで、
待ちゆく人に、聞きながらお店を探しまわっていると、、、
あった!
そのお店は、ショッピングセンターの一階に入っていた。
本家っていうから、
歴史を感じる趣あるお店か何かかと思ってたから、
ちょっと意外。
とりあえず注文!
「ハロー、Can I h,,,,」
「Big?!! Small?!!」
あたしの声を遮って、
大きい声を出す無愛想なおばちゃんに
とりあえず4ドル渡してスモールを注文。
席に座って待つことたった20秒、運ばれてきたラクサ!
うますぎるーーー!!!!
ココナッツミルクベースのまろやかさと、
スパイスの辛さと、
海鮮の出汁がきいたスープ!
うますぎだ、、、、!!
これが本家のあじ!
スープまで完璧に飲み干して、
もう一杯食べようか10分くらい迷ったけど、
このあとの夕食のことを考えて、
そのままお店を後にした。
さてと!!
お腹もいっぱいになって、次に向かうのは、
ナイトサファリ!!
その名の通り、夜の動物園なわけだけど、
普段見れない動物の夜の姿動が見れるとあってわくわく。
そもそも、日が沈んだあとの動物園の中に
入れるってだけで楽しみだ。
ナイトサファリは
バスと地下鉄で1時間半の郊外にある。
ナイトサファリに向かう途中、
地下鉄構内で、でかでかと中国語の広告を見た。
公用語は英語なのに、
中国語の広告もあるんだ。
看板とか注意書きに
外国語が書いてあるなら日本でもよくあるけど、
これは広告だ。
日本では、ほとんどが日本語話者だけど、
ここはそれだけ、多文化社会ってこと。
当たり前だけど、
日本語ばっかり話す日本とは、
ぜんぜん違うんだなあ。
途中で買ったジュース屋のお姉さん
ピンクのヒジャブがよく似合う。
さて、そんなこんなで
バスと地下鉄で一時間半
ナイトサファリに到着!
受付のお姉さんに、
園内を循環するトラムの時間と
チケットの買い方を聞くと、
「Are you Japanese? Coz of your accent.」
って言われた。
英語の発音で、日本人ってわかったみたい。
うーん、いつかペラペラの
ネイティブみたいな英語が喋れるようになりたーーい!
入園すると、
もう外は暗くなり始めていた。
広い園内、どこから周れば良いかわからず、
スタッフさんにたずねてみると、
森の中の細い道をすすんだ先にある、
洞窟のルートをおすすめされる。
なぜか周りには人がいない。
これから始まるショーと、
トラムの出発時間がもうすぐなため、
歩いて園内をまわる人は
今の時間はあまりいないみたい。
暗いところがめちゃくちゃ苦手のあたし。
足がすくむ(笑)
でも、道を聞いておいて、
怖いからいけません。。
なんて恥ずかしくて言えない。
振り返って向こうに目をやると、
トラムに乗り込み仲間とはしゃぐ
観光客がたくさん見える。
あー、なんで一人で来たんだろう。
一人旅は慣れてるけど、
こんなところで初めて一人を後悔(笑)
うーん、意を決して、
森の奥に進むことに!
洞窟状の展示スペースにたどり着くと、
待っていたのはサソリ、
ゴキ〇リの先祖の昆虫、
クモ、
ヘビ、、、、、
気味悪い生き物ばっかりで、
鳥肌が立つ。
あのスタッフさんは、
なんでこのルートを
すすめたんだろう。。。
恐怖と気持ち悪さの中、
誰もいない洞窟を
そろりそろりと歩いていると、
曲がり角を曲がったところで、
「ぎゃあああああ!!!」
あっ、ごめんなさい。
角の向こうから来た西洋人のお姉さんとぶつかりそうになっちゃった。
向こうもあたしの悲鳴にびっくりしたあと大爆笑。
ほんとごめんなさい。
心臓が止まる想いをした後は、
お待ちかねのナイトショー!
ネコ??
みたいな動物と、
いきぴったりなお兄さんや、
大蛇を観客と一緒に持ち上げてみたり、
会場は大盛り上がり。
あたしも一人で歓声上げてた。
閉演ギリギリまで楽しんだ後、
ホステルに戻る前に、
近くのミルクティ屋さんに寄った。
コンデンスミルクをたっぷり混ぜて作るミルクティ。
お祭りでとった金魚入れるバックに、氷と一緒に入れてくれた。
暑い一日を汗だくで過ごした締めの
ミルクティ、リフレッシュして、
気持ちよく眠れそう。
明日は、中華街、リトルインディアへ!
読んでくれてありがとうございます!よかったら
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