ヒマラヤ・アンナプルナBCトレッキング1日目~待ちに待った登山の幕開け~ – 旅するシンガーソングライター|内田美穂
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ヒマラヤ登山(アンナプルナ)

ヒマラヤ・アンナプルナBCトレッキング1日目~待ちに待った登山の幕開け~

 待ちに待った、アンナプルナ登山初日!

前日あれだけ寝坊しないように言われていたのに、

まさかの1時間半寝坊。

ホテルを出たら、
すでにガイドのSandipが待っていた。

昨日の彼といい、今日の私といい、
寝坊コンビ、この先大丈夫か笑

タクシーでバス乗り場へ向かうと、
すでにバスが到着していた。

 

これが今回、アンナプルナの入山口

「キムチェ」

に向かうバスだ。

 

よく東南アジアに行くと、
冷房がないだの、シートがボロいだの、
騒いでる日本人がいる。

彼らに教えてあげたい、
何とこのバス、

 

ドアがない。。。

 

危険すぎる。

 

こっちではこれが普通みたいで、

ドアの所に客の呼び込み係が一人立って、顔を出しながら立ちっぱなしで、客を呼び込んでる。

歩いてる人がいると、走るバスからスピードも落とさず声かけるんだけど、

どうやって乗るんよ 笑

 

ほんとにこっちの人は細かいことを気にしない。

というより、日本人が細かいことを気にしすぎているようにも思えてくる。

 

ちなみにドアはないのに
スピーカーはあって、
ガンガン大音量でネパールの流行りのポップスが鳴っている。

日本じゃうるさいって誰かが言い出しそう。こっちのバスは楽しい。

向こうの人には最近の音楽らしいけど、
ネパールらしいというか、民謡っぽい音楽。

私はこういう音楽大好き。

 

 

バスでしばらく走るとポカラの街も過ぎ、家がぽつぽつと建つ、田んぼの景色になった。

だんだんと山へ向かう道を2時間弱走ると、ナヤプルという村につく。

ここがアンナプルナ入山前の、実質最後の村だ。

ここで行動食用にスニッカーズを買った。

棚から選んで店番さんにお金を渡すと、
子供の頃よく行った駄菓子屋さんを思い出す。

こうやってレジもなくって
引き出しから出したお釣りをもらってって、
なんかいいよね。

ナヤプルでは、TIMS(トレッキング許可証)のチェックを受ける。ここが最初のチェックポイント。

いよいよここからアンナプルナに入るわけだ。

ここでは路上で
サモサや、ネパールの揚げ菓子セルロティ、
ゆで卵を売っている。

寝坊で朝食を食べていなかったので、
途中でサモサを買って食べた。

 

めっちゃくちゃ辛い。

ほんとにありえないからさで、
涙がぼろぼろ出てきた。

なにが良くて、こんなに辛くするんだあ!

 

 

ナヤプルを過ぎ、キムチェでバスを降りると、
そこがトレッキングのスタート地点だ。

揺れる桟橋を渡ったり、
木でできたワイルドな橋を渡ったり、
冒険っぽさにわくわく。

 

 

アンナプルナの山頂を目指す道の途中には、いくつもの小さな村がある。

村と言っても、
3軒くらい家が建っているだけの村もあれば、
10軒ほど家やトレッカー向けのロッジがあるところもあり、色々だ。

こうやって
ネパールの少数民族の暮らしを垣間見れるのも、
ヒマラヤトレッキングの魅力の一つだ。

 

時にこんな場所も歩く。

つい数か月前にがけ崩れが起こったばっかりの道。

渡っている最中に崩れれば、
瓦礫と一緒に谷底だ。

こんな大きな荷物を持って、
サンダルで登っているネパール人も見かける。

写真では草木を運んでるけど、
途中のロッジで売っている
スナックや飲み物、
食事の材料も、
基本的に人の手で
山の下から運ばれてきたものだ。

こうやって重たい思いをして運んでいる
人たちがいるのを知ると、
彼らへのありがたみ、
食べ物や飲み物自体へのありがたみを感じる。

普段当たり前に手に入る食べ物、
当たり前に手に入る物が
ここでは当たり前ではない。

更に歩くと、ロッジがある1つ目の村
「ニューブリッジ」に到着だ。

やったー!やっとお昼にありつける!

アンナプルナでの初めての食事には
ネパールの麺料理チョウミンと
カスタードプリンを注文!

うーーーん!

こんなこと言うのはあれだけど
正直味はあんまりおいしくないかも、、、

チョウミン、カトマンズで食べたものと違ってベタベタしてるし、
これ、ほんとうにチョウミン?

カスタードプリンも、
卵の黄身に砂糖が入っているだけのような、、、

でもやっぱり、
山で食べるごはんは特別。

まして海外での登山で食べる
初めての料理。

私にとって特別なごはんになった。

道の途中にはヤギも牛もたくさんいる。

こんな山奥で動物も生活してるんだなあ。

更に歩き、ジヌーという村までやってきた。

ここを過ぎたら
今日目指す標高1900mにある村、
チョムロンまでもあと少しだ!

 

そうしてたどり着いたチョムロン!

ここが今日泊まるロッジだ!

思っていたよりもきれい。

1月はヒマラヤトレッキングのピーク期
を過ぎているため、この日は
三人部屋に一人で泊まれた。

個人的には誰かとシェアできたら楽しかったな。

ちなみに夜の気温は0℃近く下がり、
部屋には暖房はない。
ベッドの上にに持ってきたシュラフを敷いて寝る。

ここがダイニング。

こっちには一台、ストーブがあって、
夜日が落ちるとストーブの周りに椅子を持ってきて、
みんなで囲むようにして温まる。

みんなでいろんな話をして仲良くなって。

それがヒマラヤトレッキングの魅力のひとつでもある。

この日は中国人の団体と、
韓国人の二人組の男性が同じロッジに宿泊。
寝る直前まで何時間も、
これまで行った旅の話だとか、
起業の夢だとか、語り合った。

 

あとね、あたし靴下ロッジの水道で濡らしちゃって。
素足でサンダル履いてたの。

そしたら韓国人男性のチョンヒョンが、
寒そうだから履きなって新しい靴下くれて。

なんて紳士なんだ。。。

こういうやさしさが旅にはあふれてる。

ちなみにだけど、一時間100円でチャージもできる。

晩御飯にはトマトチーズスパゲッティを注文した。

これが激うま!!!

7時間近く山道を歩いてきたことと、
お昼の反動もあっただろうけど、
ものすごくおいしく感じた。

具材はマッシュルームだけの
本当に普通の普通のスパゲッティなんだけどね。

下山するときも食べたいレベル。

スパゲッティを食べ終わる頃、
注文もしていないザクロとリンゴの盛り合わせが出てきた。

「え、、、?」

って顔してると、

 

「これは僕からの気持ちだよ!」

 

ってガイドのSandip。

サプライズに弱いあたし、めっちゃ嬉しかった。

 

そうそう、それともう一つうれしいことが。

 

今日ずっと一緒に歩いてきたSandipが
いつのまにかあたしのこと、
「soltini」って呼んでくれるようになってて。

soltiniは、妹とか親友とか、仲の良い女性を呼ぶ時の呼称。

すると他のトレッカーのガイドの
ネパール人も、
ロッジのスタッフも、
みんなあたしのことsoltini
って呼んでくれて。

ちょっとうれしかった。

赤ちゃん猫ちゃん、どこから入ってきたのか、
一緒にご飯食べたよ。

 

この日はこれで初日が終了!

次回は2日目!なんと【雪道で滑落、、?!!】

お楽しみに!

 

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この記事を書いた人

旅するシンガーソングライター

1994年生まれ/埼玉県出身。 高校生の頃から、ラジオやライブハウスに出演し、シンガーソングライターとして活動。 ​早稲田大学を卒業後、一年のギャップイヤーを経て、2018年4月に広告会社に入社するも、世界一周を決行するべく退職。 現在は、ギター弾き語りで旅費を稼ぎながら、世界一周中!エベレスト等ヒマラヤを二度登山したりと「やらない後悔よりやった後悔」がモットーの旅人。 もっと見る

  uchidamiho2929@gmail.com

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