バンコクで路上ライブ!世界には、ほんと色んな人がいる
やべ、今日病院休みやんけ、、、
タイの病院で、予防接種を受けたくて、一足早くみんなとバイバイしたのに、ネットで調べたら病院今日休みだったという。。。
この病院、日曜は休みらしい。
仕方なく40バーツ(約120円)で一人夕食を済ませ、ホステルに戻ってロビーでブログを書く私。
するとそこに、みんなが戻ってきた!
「ミホ〜病院はどうだったー?」
と聞いてくる彼ら。
「それがさ、、休みだったんだよね。。。」
と言うと、みんなに笑われる。
「それならもう少し一緒に楽しめたじゃん!」と。
私は、彼らと一緒に、彼らの買ってきた、お酒飲んだ。
みんなが私にお酒を注いでくれた時、
「ロック?ストレート?ソーダで割る」
と聞いてくれたのだが、
私が「ストレートで平気だよ」
と言うとみんな驚いていた。
きっと私が女だから、
「あんまり飲んで酔ったら危ないよ」
とかそう言うことを心配してくれたんだろう。(まあ小さなコンビニで売ってるプラスチックのカップに半分くらいしか飲まないけどね。私、実はお酒スローダウンしてるから👍)
でもそこでイギリス人のベンがこんなことを言った。
「ヘイ、ミホは日本人なんだぜ、忘れたか?
日本はお酒をたくさん飲む国なんだぞ。
ストレートで飲んだって、彼女にはなんてことないよ。なあ、ミホ?」
私は、日本がお酒をたくさん飲む国だと思われていることに少し驚いた。
「他の日本人はわかんないけど、私はこれくらいじゃ酔わないから平気だよ」
というと、彼は続けてこんなことを言う。
「僕はいろんなところで、日本の会社員はたくさんお酒を飲むって話を聞いたよ。
日本の会社ではストレスがいっぱいだから、お酒をめちゃくちゃに飲んで、それではちゃめちゃに酔ってストレス発散するらしい。
で、潰れるくらいまで飲んで、電車の床や座席、道端で寝てるんだよ!
その動画や写真をたくさん見たことがある。
でも、ジャパンは酔って寝てても物を盗られたりしないのがすごいよな」
私は、外国人から、日本人がそう言うイメージを持たれていることに驚いた。
私が、これについて聞かれたのは、今回だけではない。
世界を旅していると、ほんっとうに多くの人たちから、
「日本人は酒に潰れて電車や駅、公園で寝るというのは本当か?」
と、聞かれる。
日本では見慣れた光景だが、海外では信じがたい光景であるため、私に真偽を確かめようとするのだ。
そして、その写真や動画を見せられるのだった。
「これって、本当なの?撮影するためにやってるだけ?」
と聞かれることまであった。
「そうか、日本って、忙しくてストレスたくさん。だからお酒たくさん飲むって思われてるんだな。
で、お酒を潰れるまで飲むと。」
私は、少しだけ悲しくなった。
それは、それが単なる空想のイメージであるのでなく、時々、それが事実であるからかもしれない。
あ、でもね、
日本って、すっごく綺麗なんだよね?
日本が大好きだよ!
日本に行ってみたいよ!
といいイメージを言われることが圧倒的に多いけどね!
彼らにもらったコップ一杯のお酒をを飲み干すと、私は路上ライブへ出かけた。
彼らは
「俺たち、君を見つけられたら応援しにいくよ!そうじゃなきゃ、カオサンで飲んでるから、歌い終わったら俺たちと一緒に飲もう!連絡してくれ!」
と言ってくれた。
久しぶりのカオサン通りに向かう。
今日も大勢の人たちで賑わっていた。
カンボジアから昨日帰ってきたばかり私には、ここの刺激は、許容範囲を超えそうなくらいに強かった。
ニューハーフたちが、露出のかなり高い格好をして、通りを歩き回っているし、クラブやパブからな流れる音楽が耳をつんざくほどガンガンに響いている。
ネオンライトでギラギラした通りは、歩いているだけで五感が麻痺してくる。
(ちなみに英語ではニューハーフとは言いません。ニューハーフは和製英語なので、ニューハーフと言ってもは?という顔をされます。通じません。英語ではshemaleです)
カンボジアのシェムリアップで一番賑やかな通り「パブストリート」では、こんな光景見られなかった。
ネオンが光っているのに、なぜか素朴で落ち着いた雰囲気があった。
ガンガンにクラブミュージックを流すお店もなかった。
カオサン通りを歩いていると、バンコクからカンボジアについた初日、あまりのギャップのせいで、「どんだけ素朴で落ち着いてるんだカンボジアは!」
と、驚いたことを思い出した。
私は、カンボジアに行く前に、カオサン通りでよく歌っていた時と全く同じポジションまで行き、そこでギターを広げて、歌い始めた。
しばらくすると、「俺もギターを弾けるんだぜ!ちょっと弾かせてくれよ!」
と言う二人組が現れた。
エミネムの演奏、最高だったよ!ありがとね。
それから、もう少しギターを弾いていると、向こうから、私の顔を見て、「えっ!」
っと驚いたような顔をしながら歩いてくる人が見えた。
そのまま私の方に近寄ってきたかと思うと、
「君、カンボジアのシェムリアップでも歌ってたよね!俺、君のこと、カンボジアで見たわ!」
と言ってきたのだ。
チリ人だという彼。世間が狭すぎて、マジでびっくり笑
それから、「頑張ってね!一緒に写真撮っていい?」
と言ってくれた、顔が私のめっちゃ好みなタイ人のイケメンくんもいた笑笑。
イスラエルから来た、笑顔のキュートなお母さんと娘さんたちも。
そんな風に、今日もたくさんの人からの応援の言葉とチップをいただき、気持ちよく歌っていた私。
すると、そこに、欧米系の60から70歳くらいのオッさん(いや、もはやおじいさん)がニヤニヤとした表情で私に近寄ってきた。
そして、私の前で立ち止まったかと思うと、彼はこんなことを言った。
「君の今日の稼ぎより、よっぽどいいお金を払うから、今日は一緒にホテルで寝よう。」
誤解を招くかもしれないが、私がこの時感じたことを正直に言おう。
うざ!!!
、、、笑
何考えてんだこのスケベジジイは!
私は思わず、
「人のこと金で買えるモノだと思ってんじゃねえ!
人からハッピーをいただいて、私もハッピーを届けるために歌ってるんだ!
そうやって頂いたお金に対して、
「君の稼ぎよりももっといいカネを出すよ」
なんて言ってんじゃねえぞ。
お前から、そんな気持ちで受け取ったカネなんて、高額だろうとなんだろうと、価値がねえんだよ!!!」
と言いたくなりました。
言ってません。
こうやって、路上で歌を歌っていると、
頑張って!と声をかけてもらったり、人から優しくされたり、機会がたーーーくさんある。
心の温かい人たちがたくさんいる。
でも、時々、世の中には、そうじゃない人もいるってことに気がつかされるのだった。
そういった、世の中の汚い部分を目にした時、一瞬ちょっと悲しくなったりもする。
怒りが湧いてきたりもする。
でも、それに負けていたら、ある意味、そんな奴らの思うツボかもしれない。
だからさ、
私は、世界の綺麗な部分も、汚い部分も、両方よーく見て、
その上で、綺麗な部分をたくさん感じて、幸せをたくさん感じていたいと思うよ。
汚いこともよーく知って胸に刻んで、素敵なこともたくさん知って胸に刻んで、だけどそれでも楽しく笑う。
悲しいことも、素敵なことも両方あるけど、
悲しいことから目を反らすのではなく、それもよく知った上で、
あえて楽しく幸せに過ごしことを選ぶ。
そうやって私は生きていたい。
その後、キベやルーカス、セルソーとを探し、カオサンで飲んでいた彼らと合流。
酔っ払いだらけのカオサンで、酔っ払っている彼らを、シラフで見るのもなかなか楽しいものだ。
その後は、ホステルに戻り、しばらくホステルの外に座って話をする。
私は持っていたギターをケースから出して弾く。
帰りに一本買った瓶ビールを、みんなでシェアしながら語りあう。
夜のカオサン。
裏通りの静かな道。
夜風と、月と、お酒と、音楽と、友達。
こういう夜ってほんと最高。
2019/4/7
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