エベレスト1日目。世界で最も危険な空港、ルクラヘ飛ぶ! | 旅するシンガーソングライター|内田美穂
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2018/03/10〜2018/03/21 エベレスト登山

エベレスト1日目。世界で最も危険な空港、ルクラヘ飛ぶ!

特技:寝坊

のあたしが、めずらしく、余裕な顔をして空港にいた。

前回のアンナプルナ登山初日は余裕で遅刻し、

ソウラハへ向かう長距離バスにポカラから乗った日の朝も寝坊し、慌てるなんて言うレベルじゃないくらい急いでいたのに、

 

「何かあったに違いない」

と思われても不思議でない快挙である。

 

 

 

 

と言いたいとこだけど、

別にあたしが改心したわけでも、たまたま早く起きれたわけでもない。

 

いつもどおり出発ギリギリに起き、散らかった荷物を手当たり次第掴んでカバンに放り、ボサボサのままホテルを出て、急いでタクシーに乗り込んだところまでは変わらない。

 

空港についてみたら、ただ単にルクラ行きの飛行機が大幅に遅れていた。

 

あたしよりも、ネパールの飛行機は、よっぽど時間にルーズだったみたいだ。

 

 

ラッキー。

というか、逆にとっくに乗り過ごしたんじゃないかって、心配になった。

だって空港ついたの、出発ギリギリだったのに、いつまで経っても飛行機出ないから(笑)

 

 

 

 

さてさて、そうそう、この日は待ちに待った、エベレスト登山の1日目!

カトマンズから登山開始の村となるルクラへ、今回もポーターガイドをお願いしたサンディップと一緒に飛行機で飛び、そこからベースキャンプを目指し始めるのだ。

 

 

とりあえず空港の中に入り、大きい荷物を預け、簡素な赤レンガ作りの出発ラウンジへ行くと、搭乗を待つ人たちでごった返していた。

こんな込み合ってる空港、見たことない(笑)

 

航空会社のスタッフらしき人に、あとどのくらいで出発?

ってきくと、「30分」って返ってくる。

 

絶対1時間以上かかるだろーって思いながら、

朝磨く時間のなかった歯をトイレで磨いていると、

警備員のような恰好をした人がトイレに入ってきた。

 

すると彼女、あたしに向かって

「ハリーアップ!!」って何度も言ってくる。

「急いで、飛行機、もう出発するところ!」って。

 

ほんと、出発のタイミングよめなすぎ!

30分て言ったじゃん(笑)

 

歯磨きで飛行機乗り過ごすとか、それはマヌケすぎる。

 

急いで口をゆすごうとしたら、

「そんなことしてる場合じゃないよ!」

ってものすごい勢いで「ハリーアップ」って言いながら急げのジェスチャーしてくるから、

歯ブラシ、よく洗いもせずにカバンに突っ込んで、口ゆすがないできちゃったじゃん。

 

 

 

 

言われるがまま、滑走路行きのバスに乗り込み、約3分、

降ろされた場所はちっこい飛行機の目の前。

 

「え?これ?ちっさ!」

てかなんか大丈夫なん??

って顔をしていると、

「これから向かうルクラ空港は、世界で最も危険な空港なんだよ」

ってサンディップが横から耳打ち。

まじでその情報今いらん。。。

 

    

約20人乗りの機体に乗り込むと、余計に不安になった。

だって素人でも、なんか床と壁が薄いのわかるんだもん、、、(笑)

小さいから、薄く軽くした方がいいとか、そういう事情があるのかもしれないけど、

落ちたら100%死ぬよこれ。

 

そして機体がゆっくり動き始めると、

緊急事態の非常用設備と、離陸を伝えるアナウンスが入る。

 

普段飛行機乗るときあんまり聞いてないけど、一応真剣に耳を澄ます。

まあもう緊急事態になったら助かる気がしないんだけども。

 

 

と次の瞬間、期待がふわっと宙に浮き、地面を離れたのがわかった。

なんでかわかんないけど、めちゃめちゃ体に力が入る。

隣を見ると、前を向いたまま、まったく無表情のサンディップ。

さっき彼が放った、「ルクラは世界で一番危険な空港」のセリフがよみがえる。

後30分後にこの飛行機がどうなっているのか、考えても知る事ができない恐怖におびえていた。

 

 

そして離陸から10分経った頃、サンディップがあたしを呼んだ。

顔を上げ、窓の外を見ると、信じられない光景が広がっていた。

 

 

「や、や、山、が近い!!!!!

え???

しかも家の屋根がめっちゃ近い!」

    

     

 

木々の一本一本までよく見えるほど山肌が迫っている。

 

一瞬で嫌予感がした。

 

 

テレビのドキュメンタリーで、日航機墜落事故で生き残った乗客が、

 

 

「墜落の直前、窓の外を眺めたら、山がすぐ近くに迫っていた」

 

 

と語っていたのを思い出したからだ。

 

 

 

 

が、他の乗客のわくわくした様子を見て、

「いや、そんなはずない」

 

と思うところまでがほんの2秒間のうちの思考。

 

 

 

反対側の窓を見たら、ヒマラヤ山脈のありえないほど美しい白い氷河が、雲のように連なってすぐ間近に見え、

前の方の席の乗客が「wow…!」と子供みたいに、みんなしてカメラを向けていた。

 

 

右側の席だったから写真には納められなかったけど、飛行機の上から間近で見た真っ白な粉をかぶったようなヒマラヤ山脈は、登山で見られるものとはまた違っていて、ほんとうにきれいだった。

 

そして、ヒマラヤの標高の高さと、360度どこまでもその標高のまま広がっている様子を見て、改めて、計り知れないかっこよさにわくわくした。

 

ちなむと、この山が近すぎる光景、離陸直後とか直前だけってわけじゃなくて、ずーっとこんな感じの山あいを飛んでいく。

 

ヒマラヤの上空を飛んでるのだから、山が近くに見えるのも当たり前だ。

にしても、びっくりなのは、そんな山あいを飛んでいたと思ったら、ところどころ山の中に村が見えること。

 

近くに大きな町なんてない。本当にポツリポツリと突然小さな村が出現する。

 

ここに住んでる人たちは、どうやって生活してるんだろう。

 

 

 

 

そんな風に、外の景色を堪能していると、約30分で軽い衝撃とともに、無事ルクラ空港に着陸した。

「あー。生きてた、、、、」

     

飛行機を降りると、空気が冷たかった。

ルクラは標高2860mと、カトマンズの約倍の高さにあり、その分、気温もぐっと低いのだ。

 

そして、空もずっと青く見える。

空の青さは、標高が高くなるにつれ、空気の濃さの関係で、濃く、青黒く見えるようになる。

これからどんどん標高を上げていくと、より実感することになる。

 

この世界一危険な空港のある村、ルクラの最初の印象は、

「空気が澄んだすがすがしい村」!となった。

 

 

そして、待ちに待った楽しみ過ぎるくらい楽しみにしていたエベレスト登山は、

その気持ちを汲んでくれたかのような青空の中、

最高のスタートを切ったのだった。

 

 

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1件のコメント

  1. 匿名 より:

    すごい!このワクワクする文章!楽しい!

    美穂さんの想像!で創造!する、飛行機から見える山合いの小さな村に住む人々の物語みたいなのも読んでみたいです!(イラスト付きで)

    次週待ち人より