バンコクからシェムリアップまで、バスで行く方法【陸路国境越え】 – 旅するシンガーソングライター|内田美穂
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バンコクからシェムリアップまで、バスで行く方法【陸路国境越え】

みほ
内田美穂
旅するシンガーソングライターの内田美穂(@bleatand)です。

 

私は今、路上でギター弾き語りをして、旅費を稼ぎながら世界一周中です!

 

 

今回は、タイのバンコクから、カンボジアのシェムリアップまで、バスで移動する方法をご紹介します!

 

バンコクからシェムリアップまで移動する方法はバスか飛行機

 

バンコクからシェムリアップまで移動する方法は、大きく分けてバスか飛行機の二択です。

 

バスと飛行機での移動時間とコストは、ざっくり以下のようになります。

 

memo

バスでの移動

所要時間:7〜10時間

金額:750バーツ(2640円前後)

飛行機での移動

所要時間:1時間程度

金額:7000円以上

 

上記のように、バスでの移動は飛行機に比べて時間がかかるのですが、下記のようなメリットがあります。

 

なんと言っても安い

日本では味わえない陸路での国境越えが経験できる

シェムリアップの中心地まで直通で行ける(シェムリアップ空港から中心地までは多少距離がある)

シェムリアップ市内のホテルまでトゥクトゥクで送迎してくれる

 

学生やバックパッカーであまりお金がないという人や、陸路での国境越えが経験したい人には、バス移動がとてもオススメです。

 

そして、バスでバンコクからシェムリアップを目指すなら、なんと言ってもトランスポート社(タイ国営)一択です。

 

その理由はいくつかあり、

 

 

  • バンコクから乗り換え不要で、通しでシェムリアップまで行ける。
  • シェムリアップのバスターミナルに着いたら、ホテルまでトゥクトゥクで送迎してくれる(注意事項あり)
  • 昼食もついていて、快適!

 

などです。

 

もっと安く済ませようと思えば、タイ側の国境までバンで行って、カンボジア側でバスに乗り換えることも可能ですが、バンとバスをバラバラに手配しなくては行けないため、面倒であったり、カンボジア側のバスの手配を国境についてからしたりするのは、案内がなく難しかったりします。

慣れていない人には、バンコクからシェムリアップまで通しでいけるトランスポート社のバスがオススメです。

 

 

ちなみに、このバスでは、事前にビザを取得していなくても、アライバルビザで入国することもできますが、ビザ代のぼったくりが頻繁に発生していたり、国境のビザを取得する場所がわかりづらかったりするので、事前に取得しておくことをオススメします

 

というのも、オンラインで取得できるeビザであれば、申請後、早ければ10分ほどで審査が完了し、取得できてしまうからです。

 

大使館にわざわざ出向く必要もありません。

必要なのは、コピー機とパソコンのみです。

 

e-visaの詳しい申請方法については、下記の記事を参考にしてください。

カンボジアのe-visa【申請・取得方法、料金、必要事項】まとめ

 

ひとこと

 

  • バスはタイ国営のトランスポート社一択!
  • ビザはアライバルビザではなく、eビザの事前取得がオススメ!

 

 

チケット購入方法

ではまず、チケット購入方法から紹介します!

 

オンラインでチケット購入

トランスポート社のバスチケットを購入するには、「Thai Tiket Major」というサイトを使います。

 

開くと以下のようなページになるので、まずは会員登録をします。

 

サイトがタイ語になっている場合は、右上の国旗のボタンを押して、英語に切り替えてください。

続けて、「SIGN IN」のボタンをクリックします。

すると以下の画面になるので、「Create an Account」を押して会員登録をします。

下記の画面が開いたら、必要情報を入力して最後に一番下の「submit」を押します。

会員登録ができたら、「TRANSPOTATION」と書いてあるタブをクリックします。

 

すると下の画像の画面が開くので、往復チケットを購入する方は「Round Trip」のタブ、片道チケットを購入する方は「One Way」のタブを選んで、必要事項を入力します。

 

 

Station Fromには「BKK (Mochit2(N&NE))」

Station Toには「Siem Reap/ SaKaeo」

Departには出発日の日付

Returnには帰りの日付

 

を入力してSearchを押します。

 

続けて以下の画面が開いたら、乗りたいバスの時刻を選びます。(画像では9:00のバスしかありませんが、8:00のバスがあることもあります。)

 

ちなみに私が利用したのは、9時のバスです。

 

 

バス選択後、この画面になってしまう方は、画面左の「Log in」でログインをします。

その後は、座席指定の画面になるので、座席を選び、クレジットカードで支払いをして、完了です!

その後、チケット購入完了のメールが送られてきます。

 

チケットを発券

さて、インターネットでチケットが購入できたら、その後タイチケットメジャーのオフィスに行って、紙のチケットを発券してもらう必要があります

オフィスに行く時間がないという方は、当日直接バスターミナルに行って、バスターミナルで発券してもらうことも可能です。その場合は、出発時刻の1時間前までに受付し、チケットを発券してもらわないとキャンセル扱いになってしまうので注意です。

 

タイチケットメジャーのオフィスは、バンコク市内のあちこちにあるので、行きやすいかと思います。

下記がタイチケットメジャーのオフィス一覧です。確認してみてください。

タイチケットメジャーのオフィス一覧

 

 

タイチケットメジャーのオフィスに行き、チケット購入後に届いたメールを見せると、下の画像のようなチケットを発券してもらえます。

 

あとはこれを持って、当日バスターミナルに向かうだけ!

 

バスターミナルへ

出発当日になったら、バスターミナルに向かいましょう。

前日までにチケットをオフィスで発券していない人は、1時間以上前にトランスポート社の窓口に行って、受付をすることを忘れないでください。

 

場所はわかりやすく迷うことはないと思いますが、ターミナル自体が大きいのでバス乗り場に着くまでに時間がかかります。

チケットを事前に発券した人も、余裕を持って着くようにしましょう。

 

バスターミナルの中は、こんな様子になっています。

ターミナルの中にも外にも、セブンイレブンがあるので、飲み物や朝ごはんを買いたい人も安心です。

 

出発時刻が近づいてきたら、下の画像のバスに乗車するゲートに向かいましょう。

バンコク・シェムリアップのバスのゲートは、106番です。

 

 

バスには、正面にも、横にも、シェムリアップーバンコク(Siem Reap- Bangkok)と書いてあるので、わかりやすいと思います。

 

 

バスに乗車

バスの中の様子は、こんな感じになっています。

冷房はそこまで強くありませんでしたが、一枚上着があると、脱ぎ着できて良いと思います。

 

車内も、汚いということはありません。

 

とはいえ、当たり前ですが、日本のバスと比べれば、心地が良いものではありません。

また道路も、日本の道路のように非常に綺麗に舗装されているわけではありません。

 

東南アジアやインドなど、途上国の道路に慣れている人なら別ですが、日本の道路に慣れている人には、結構揺れるように感じるでしょう。

 

ですので、車酔いが心配な人は、酔い止めを持参してください

こちらは、実際私が旅に持参しているのと同じ物ですが、酔ってからでも効きますし、口に入れるとすぐ溶けるので、水なしで飲めます。

 

 

また、このバス旅はトータル10時間弱かかります。ネックピローなど、バスで快適に過ごすためのグッズもお勧めです。

 

ちなみに、ネックピローを使用せずに長時間バスで寝ていると、毎回首がとても痛くなります。ネックピローやアイマスクがあると、快適に眠ることができます。

 

 

 

 

 

 

バスはほぼ定刻通りに出発しました。

 

バスは9時6分、ほぼ定刻通りに出発し、11時半頃にトイレ休憩がありました。

 

トイレがどのような感じか気になる人は下記の記事を参考にしてください。

東南アジアのトイレ事情。あのホースの正体とは?

 

 

セブンイレブンや、売店がたくさんあり、軽食や飲み物などが買えます。

この1時間後くらいにバスの中でお昼が配られますが、量が少ないので心配な人は何か買っておくといいかもしれません。

私は、ソーセージを購入しました。

 

 

ちなみに、トイレ休憩の間には、人が何度もバスに出入りします。

もしトイレに行く際、荷物をバスに置いていきたい場合には、南京錠とワイヤーロックをセットで使うと便利です。

 

 

 

 

ワイヤーロック

 

 

南京錠で、カバンのチャックに鍵をかけ中身が開けられないようにし、ワイヤーロックで椅子の足や手すりなどに固定しておきます。

 

スーツケースや、大きいバックパックなどは、バスの下の荷物入れに入れておくことができるのですが、盗まれる可能性もゼロではありません。下の大きな荷物入れに預けていたら、知らない間に荷物が盗まれていたというのは、途上国に限らずどこの国のバスでもある話です。ですので、大切なもの、壊れやすいものなどは、バスの中に持ち込むようにしましょう。

 

 

トイレ休憩の間だけでなく、椅子の下においておく荷物なども、後ろから簡単に盗られる可能性があります。

 

ちなみに、私はギターを旅に持ってきているのですが、インドの長距離バスに乗っている間に、バスの中に持ち込んでいたギターを盗まれました。脅すわけではありませんが、大きなギターでさえ盗まれるの可能性があるのです。

 

 

荷物を膝の上に抱えておけば良いのですが、長時間それを抱えたままバスに乗っているのが嫌な人には、ワイヤーロックと南京錠が必須です。

 

とはいえ、貴重品はどんな時でも肌身離さずしっかり持ち歩くようにしましょう。

 

 

 

 

13時30分頃、国境に着く少し前になるとお昼が配られます。

 

そしてお昼とほぼ同時に、この札が配られます。

国境につくと、一度バスを降り、出国と入国の手続きをするのですが、この札がトランスポート社のバスに乗っているという印になるので、降車中外したり、無くしたりしないよう注意してください。

 

 

ちなみに、国境へは13時40分頃に着きました。

 

手続き後は、また同じバスに戻ってくるので、上着などは座席に置いておいても大丈夫ですが、心配な方は持っていきましょう。

 

 

バス降車後は、青い看板の矢印に従って進みます。

二階に上がってタイ国側の出国手続きを済ませます。

タイの出国手続きが終わった後は、カンボジア側の入国手続きをします。

 

 

そのまま外に出て、この道を真っ直ぐどんどん進んでいくと、右手に 「ARRIVAL」と書かれた小さな建物が見えてきます。

そこが、カンボジアの入国手続き場所です。

 

出入国カードが渡されるので、必要事項を記入し、印刷したビザと共に、入国審査官に渡して入国手続きを済ませてください。

 

入国手続きが終わったら、そのまま前方に進むのではなく、元来た手前の方へ引き返します

トランスポート社のバスが、手前で止まって待っているからです。

 

バスへ戻った後は、乗って来たのと同じバスに戻り、全員が戻ってくるのを待ちます。

全員戻ってきたことが確認取れたら、シェムリアップに向けてバスは再出発します。

 

他の人を待つ時間も含め、出国手続きにかかるトータル時間は、1時間程度です。

 

 

そしてバスは、16時過ぎ頃、シェムリアップのNATTAKANオフィスに到着しました。

 

 

市内中心を目指す

ここからは、市内中心地、またはすでにホテルを予約している場合は、ホテルを目指すことになります。

 

市内中心地までは、徒歩20分程なので歩いても行けなくはない距離ですが、大きい荷物を持っていたりする場合は、厳しいかと思います。

 

オフィス前には、トゥクトゥクが何台も待機しているので、トゥクトゥクに乗っていくのがオススメです。

 

市内中心地までは、4〜5ドルほどが相場です。

 

ホテルをまだ予約していない場合も、シェムリアップ中心地には、数え切れないほどのホステルやゲストハウスがあるので、中心地に向かってから宿を探すのもいいでしょう。

 

 

 

私は、トゥクトゥクに乗る前に、「バス会社が手配しているトゥクトゥクだから、無料だ」と言われたのに、途中で金を払えと言われ、拒否したところ降ろされそうになったので、要注意です。

結局無事ホステルまで送ってもらえましたが。

 

普通は大丈夫だと思いますが、タチの悪いドライバーもたまにいます。

 

事前に交渉をよくしておくこと。

 

 

まとめ

memo

料金:750バーツ (2640円程度)

所要時間:7〜10時間

 

⦅デメリット⦆

・時間がかかる。交通状況により時間が前後する。

・飛行機に比べて入国手続きなど面倒に感じる人もいるかもしれません

・シェムリアップでのトゥクトゥクドライバーが悪質な場合がある

 

⦅メリット⦆

・安い!

・日本では味わえない陸路での国境越えを体験できる

・市内中心部まで通しでいける。

 

 

時間がかかる等のデメリットもありますが、バスを使えば、2600円程度という飛行機に比べて圧倒的に安い値段で、バンコクからシェムリアップまで行くことができます。

 

日本では味わうことのできない陸路での国境越えも経験できます。とっても安いので、学生の方やバックパッカーの方などには、特にオススメです。

 

バンコクからシェムリアップまで、陸路国境越えをした日の旅の日記も書いています。

ぜひこちらの記事もどうぞ。

未知の世界、カンボジアへ。

 

以上、今回は、タイのバンコクからカンボジアのシェムリアップまでのバスでの行き方をご紹介しました。

皆さんの、旅が素敵なものになることを願っています。

 

 

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カンボジアをご旅行の方には、以下の記事もおすすめです。

 

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この記事を書いた人

旅するシンガーソングライター

1994年生まれ/埼玉県出身。 高校生の頃から、ラジオやライブハウスに出演し、シンガーソングライターとして活動。 ​早稲田大学を卒業後、一年のギャップイヤーを経て、2018年4月に広告会社に入社するも、世界一周を決行するべく退職。 現在は、ギター弾き語りで旅費を稼ぎながら、世界一周中!エベレスト等ヒマラヤを二度登山したりと「やらない後悔よりやった後悔」がモットーの旅人。 もっと見る

  uchidamiho2929@gmail.com

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